「幸福を語る機械」を演ずる。


横浜青陵高校「演劇表現」。早起きして大学の試験を作成していたら没頭してしまい、うっかりして遅刻してしまう。学校の先生が遅刻……。

別に慌てるでもなく、まずはその場の思いつきで、「記念撮影」のエチュード。シチュエーションを設定して、周囲の風景が想像できるようなポーズを作り、記念撮影「カシャッ!」。これを次々に繰り返す。スピーディにやれば意外に面白い。さすがプリクラ世代。こういう具合に私は、その場で即興的に思いついたエチュードを数多く用いているが、いちいち記録をとっているわけではないので、忘れてしまったものがたくさんあるような気がする。もったいないよな、よく考えれば。

中盤、岩田宏「いやな唄」をモーション・ポエトリーで。これはいまいち。

後半、横光利一の短編戯曲「幸福を計る機械」を、台本を持ったまま動きをつけて演じてみる。新婚旅行に出かけた男と女が、互いの言葉から互いの心理を悉く誤解し、邪推し合いながらも、どんどん対話が進行してゆく。いかにも横光利一らしい作品で、以前からやってみたかったのだが、今回初めて挑戦してみた。Tさん(男役)とMさん(女役)のチームは、後半に至って女の方が主導権を握ってしまう。その展開がなかなか面白かった。Sさん(女役)と大岡(男役)のチームは、たぶん逆に男の方が後半で主導権を握ったように見えていたんじゃないかと思うが、自分が出てしまうとわからないんだなあこれが。私が中に入るとコメントができなくなってしまうので、もっと人数がいてくれないときついのだが、ただ、演技のお手本を示す機会にはなるか。って、私の演技ではお手本にも何にもならないではないか!