TAGTAS FORUM ―条件なき大学―

 

「文化政策/行政を巡って1 ―月見の里顛末記―」

大岡淳 (演出家)・梅原宏司 (文化政策) /対談レクチャー

 

建築家・長谷川逸子氏の設計により、コンセプトもデザインも斬新な文化施設として話題となった、静岡県袋井市のワークショップ・センター「月見の里学遊館」。専門職員と市民スタッフの協働によって、市民参加型の運営を実践してきたこの館は、2009・2010年度の2年間、演出家・大岡淳を芸術監督に迎え、あらゆるジャンルのワークショップを開催し、ますます活動内容を充実させました。大岡が芸術監督を退いた後も市民の発案による企画は膨らみ、地域の子供たちが集い文化芸術に触れる施設として館は発展しましたが、にもかかわらず、事務局の改組に反対する署名運動、専門職員の解雇と、ただならぬ事態が展開し、今年度に入って運営主体は別団体となり、にぎやかな事業運営は雲散霧消してしまいました。いったい「月見の里学遊館」に何が起きたのか?  地方における文化政策のケーススタディを、指定管理者制度の功罪、劇場法の今後等と絡めながら、文化政策研究者・梅原宏司氏と共に、検証していきたいと思います。当事者だからこそ語れる、ややこしくも面白い話の数々に、ご期待下さい!

 

●日時:8月20日(月)19:00 開講(開場30分前)
●参加費:1000円(予約不要)
●お問合せ:090-6510-5549(佐々木)
sasaki.katsumi@gmail.com
●WEB:http://tagtas.com

●会場:未生文庫 東京都豊島区駒込3-3-4