来年3月15日(水)に、神奈川県立藤沢総合高校の選択科目「演劇表現」の発表会で、ソーントン・ワイルダーの一幕劇「特急寝台列車ハヤワサ号」を上演することになりました。時間帯は午後です。詳細が決まったらまた発表します。平日の昼間に時間が作れるというフリーな方は、どうぞ空けておいて下さい。それなりに面白いと思います。なお、藤沢総合高校で授業を受け持つのは今年度いっぱいでして、大岡が高校の中で芝居を作る機会は、もう当分はないでしょう(忙しくて引き受けられないのです)。昨年度の「秋風とピストル」を見逃した方は是非。

また、これと前後して、河合塾COSMO東京校の「パフォーミング・アーツへの招待」ゼミでは、現代詩のアンソロジーを朗読するパフォーマンスをおこないます。事前に連絡いただければ外部の方でも観られるようにするつもりです。

そして4月27日(木)に、シアターXのブレヒト演劇祭にエントリーして、音楽家・河崎純さんの企画でブレヒト・ソングのコンサートが開かれるのですが、ここで寸劇の演出を担当しようと考えています。たぶん、教育劇のどれかをやることになるでしょう。ちなみにこのあいだ、桐朋の授業で学生さんに「イエスマン・ノーマン」のリーディングをやってもらったのですが、なかなか面白かったです。シアターXの演劇祭で上演されるブレヒト劇は、どうも「穿ったブレヒト」が多いような気がするので、私は飽くまで正攻法で行きたいと考えています。

静岡県舞台芸術センターが主催する静岡春の芸術祭では、カフカの長編小説「アメリカ」の脚色を担当する予定です。演出家など詳細未定ですが、年明けには色々発表できるかと思います。なお、4月から同センターの嘱託職員として勤務することになりました。公演がおこなわれる週末には静岡におりますので、どうぞ皆様遊びにいらして下さい。

来年中にモーツァルトのオペラ「魔笛」の演出を担当する予定ですが、これは目下、プロデューサーが奔走してくれている最中です。多少現実味を帯びてきたようですが、これからまだ色々と作戦を立てねばならないので、いずれ経過を報告できるかと思います。

そして! 来年から本格的にミュージカル演出に乗り出そうと、現在画策中です。過日、BeSeTo演劇祭に日本代表団の一員として参加し、中国でお手本となるものを色々見つけてきました。これから、できれば中国のカンパニーと交流したりしつつ、新しいミュージカルのスタイルを模索していきたいと考えています。年が明けたら具体的な準備を始めます。うまくいくかどうかわかりませんが、やれるだけのことはやってみるつもりですので、お楽しみに。