歩く人、石川淳 ~『焼跡のイエス』を読んで~
石川淳『焼跡のイエス』は、小説中の話者の主観を取り去って冷静に起きたことだけを取り出してみれば、みすぼらしい少年に話者が財布をかっ払われた、ということで話はおしまいである。だから、話者がその少年に「... Read More
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月見の里学遊館で開催中の批評講座ですが、第3回「文学」篇は、文芸批評家・鎌田哲哉さんを講師にお迎えしました。 冒頭、そもそも表現とは、殺されたり罰されたりするとわかっていながら、それでもやるからこそ... Read More
普通劇場で非公開の読書会を毎月やっていて、この間は現代文学シリーズで、最終回で小説家・多和田葉子と詩人・中尾太一を扱ったのですが、レポートを書いたので公開してみます。 ●多和田葉子『旅... Read More
普通劇場読書会で、村上春樹『1Q84』を読みました。まだ3巻が出ていないので、つっこんだ批評はできませんし、文学系ブロガーの諸兄姉がどんな評価を下しているのかもよく知りません。ただ、売れているという... Read More
てなわけで、毎度毎度の新幹線車中であります。ただいま、岡山から静岡への帰りです。 岡山舞台芸術ゼミナール「現代日本の名作戯曲を読む vol.2」の60年代シリーズで、今回は、寺山修司『犬神』と三島由... Read More