鈴木宗男先生の実刑が、なぜかこのタイミングで、確定したそうですね。また、押尾学の裁判で、かつて小沢一郎先生と関係のあった元代議士が、なぜかこのタイミングで証言台に立ったそうですね。米国筋=霞ヶ関=菅陣営=小泉竹中一派が、本気で牙を剥き出して、襲いかかってきましたね。彼らのことですから、あらゆる手を尽くして小沢を攻撃するつもりでしょう。裏返せば、新宿で、大阪で、高知で、小沢一郎の街頭演説が喝采を受けていることを、彼ら売国エリートは脅威に感じているんでしょうね。あの喝采ぶりは「支持者が動員された」では済まされない事実ではないですか。

小沢先生は「政治生命のみならず命を賭ける」とおっしゃっているそうですが、これは本当に命がけの戦いになりそうです。小泉竹中の手がどれだけ血で汚れているか、ブログ「ジャーナリスト」さんのこちらのエントリーを御覧下さい。

副島隆彦先生が「民主党代表選で用いられるムサシ社の投票集計機械に注意せよ」と警告を発しておられます。こういうことを書けば必ず「はいはい陰謀論ね」と嘲笑されてしまいます。確かに、いわゆる「陰謀論」の中に荒唐無稽なものが多数含まれるのは事実ですね。ひどいものは宇宙人が出てきますからね。しかし、では「陰謀」一般が滅多に存在し得ないものなのか、世の中はおしなべて合理的に動いていて恣意的な「陰謀」など介在する余地はないのかと言えば、そんなことはないでしょう。藤森かよこ先生が「大学の人事ですら陰謀が存在するのに、もっと大きなレベルで陰謀が存在しないと考える方が不自然なんじゃないか」とおっしゃっていましたが、私はこの見解に与しますね。それこそ社内抗争なんてのは、陰謀が渦巻くんじゃないんですか。具体的なことは書けませんけど、私のようなフリーランサーですら、とりわけ人事というのは、様々な勢力の思惑が入り乱れ抗争の材料となるものだということを、何度も経験しました。つーか私自身、陰謀の一歩手前くらいのことならいくらでもやってますよ(笑)。影響力のある人間がこちらに敵対しているという情報をキャッチしたら、ただちに敵の敵を探り出し、味方につけて先手を打ちますよ、たまに負けたりするけど(爆)。もっとも、アンフェアなことをやって怨まれても困るから、こちらから誰かに喧嘩を売ったりはしませんけど、売られた喧嘩はいつでも買う覚悟はありますよ。どこかと戦争になったら、陰謀でも何でもそりゃ、考えるでしょ。どこまでが合法でどこからが非合法か、綿密な作戦を練るでしょ。奥の手だろうが裏の手だろうが、使えるものはぜんぶ使うでしょ。んなことは、それなりに責任ある地位を築いている大人の男なら、みんなやっていることでしょ。それなのに、なんで小泉竹中となると、身も心も清廉潔白な善人だという話になるんですかね? 飼い犬の仇を討つために「厚生次官」を狙ったなんていうふざけた供述を、なぜ誰も疑わないんですかね??

まあいいや。とにかく私はこれからも、鈴木宗男先生を応援し続けます。ところで皆さん、江口克彦『地域主権型道州制』(PHP新書)という本を読んでみて下さい。松下政経塾界隈の売国エリートたちが、我が国をどのように改造しようとしているかが、あけすけに語られています。橋下知事の「大阪都」構想なんてのも、この本に示された青写真を忠実に実行に移しているに過ぎません。菅直人が勝ったらいよいよ必読だと思います。

ただしその場合でも、小沢さんが火をつけた国民感情は、そう簡単なことでは沈静しないでしょう。政界再編を促すマグマが、なお動き続けるのではないでしょうか。